3月29日にプロ野球が開幕しました。

横浜DeNAのドラ1入団した度会隆輝選手の活躍がすごいですね。



期待されているルーキーイヤーで開幕から2試合連続ホームラン!

その後ウィキペディアの名前が「神会」となり、ドラフト欄が「ダントツ1位」となっていたことをXで知りましたが!w

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BA%A6%E4%BC%9A%E9%9A%86%E8%BC%9D

明るくてガッツもある度会選手のような選手を自然と応援したくなる方は多いと思います。

令和のプロ野球を牽引していただきたい選手です⚾

さて、選抜甲子園は残すところ決勝戦のみとなりました。

大会前から大きく注目されていたことは、金属バットが新企画となりました。

それが試合にどのくらい影響するのかということでしした。

実際に「ボールが飛ばない」「フライは直角に落ちてくる感じ」という声を出場していたチームの監督さんや友人から聞きました。

私自身も1試合だけ観戦しましたが

バットが変わり明らかに「ボールが飛ばなくなっている」と実感しました。

分かりやすいデータがホームラン数です

決勝の1試合を残した時点でホームラン数が「3本」

ボールを飛ばすことが難しくなった新基準の金属バットで高校野球がどう変わるのか?

この選抜期間中の経験などを通して少し考察してみました。

今回の記事を読んでいただき、少しでも実践に役立てていただければと思います。

・過去25年間⚾選抜甲子園の大会ホームラン数

残り1試合を残してホームラン数がわずか「3本」です!

その3本のうちフェンスオーバーが2本、ランニングホームランが1本です!

豊川のモイセエフ選手のライトポール際への打球は、ファール疑惑もありましたが完全にポールの内側でした⚾️
2001年〜2023年までの大会ホームラン数を見ると

過去約25年を遡って2桁を切っていたのは2回だけでした!

ボールがこれだけ飛ばなくなったことにより何にどう影響が出るのか?

勝ち上がるチームには、好投手がいる可能性が高くなります。

高校生なので体力的なことが問題視されそうですが、近年は休養日も日程に設けられていること、投手がエース級が2名以上在籍している可能性があることも考えると、特に考慮しなくていいと考えます。

好投手と普通に対戦すれば、簡単に打ち崩して1点を取ることが難しくなります。

ホームランや長打で大逆転!といった「ドキドキする高校野球的な試合展開」が少なくなることが予想されます。

延長でサヨナラ大逆転勝利など、高校野球の醍醐味を見れる可能性が少なくなりそうですね。

今大会を振り返り、高校野球のスタイルが変わってくると感じた人も多いのではないでしょうか?

・飛ばない金属バットと貧打戦対策

10年、20年前と違い、高校生のピッチャーのレベルは間違いなく高くなりました。

そして、金属バット(新規準)でボールが飛ばない!

長打が出ない! 点

が取りにくい可能性が高くなります!

必然的に守備では絶対に失敗できないとうプレッシャーが高まります。

勝つためには、高校野球でも大学野球や、社会人野球のような試合展開がより求められてくるのではないでしょうか?

1点が簡単に取れなくなると、守りでの少しのミスがより致命的になります。

守備でこれまで以上にミスが許されない

よりプレッシャーが強くなると考えられます。

・【高校野球】監督たちの〇〇意識が更に高まる

この選抜大会では、青森山田の選手が木製バットを使っていました。

バットのバランスや打感に個人差はありますが、ボールが飛ばなくなり、打感や飛距離などが木製バットより近くなってきたことが考えられます。

木製バットでヒットやホームランを打つためには、金属バットよりも技術が必要になります。

甲子園でよく打って大活躍していた高校球児でも、大学野球、社会人野球、プロ野球へとレベルが上がほどると打てなくなる要因の一つに木製バットの対応があげられます。

しかし、高校生でバッティング技術をプロや社会人レベルに上げることは簡単なことではありません。

高校野球の監督やコーチの方の多くが考えることはこれまで以上に「守りのチームづくり」になることが考えられます。

実際に2024年度の選抜大会では大きく点差が開いたり、大逆転ゲームが少ない大会となりました。

この傾向は夏以降も続き、高校野球の監督やコーチへの「守りに対する意識」はより強くなっていくと考えられます。

・大会No1投手対決!大阪桐蔭vs報徳学園

ボールが飛ばないと実感した実際のゲームが

大阪桐蔭vs報徳学園の試合でした。

評判、予選のデータの長打率から見ても、明らかに大阪桐蔭が一番パワーのある打線でした。

4回表の大阪桐蔭の攻撃は3番の徳丸選手からでした。

  1. 3番 徳丸:セカンドゴロ 1アウト
  2. 4番 ラマル:ど真ん中の変化球を打つもセンターフライ 2アウト
  3. 山路:ファーストゴロ 3アウト

結果はご覧の通りで好投手の今朝丸投手の前にあっさりと終わった感じに見えますが…

先頭打者の徳丸選手の当たりはセンターに抜けそうな当たりをセカンドが好捕してファーストに送球して1アウトを取りました。

徳丸選手は打った瞬間に抜けると思ったはずです。

ネット中継などで後から確認しましたが映っていませんでした!

徳丸選手は一塁へ走り出して間もなく、オーバーランをしようとしました!

この角度から試合を観戦していたので一瞬の出来事でしたがよく見えました↓

セカンドが好捕したことを確認して慌てて直進に切り返しましたが、ギリギリアウトになりました。

最初からまっすぐにダッシュしていたら、セーフになっていた可能性は高いタイミングでした。

また旧規準の金属バットなら、普通にセンター前ヒットになっていたことも考えられますね。

続いて4番のラマル選手はセンターやや左奥へのセンターフライでした。

これも芯で捉えたような感じでしたが、本当に打球が失速したような感じでセンターフライになりました。

旧規準の金属バットならフェンス直撃は確実にしていたのではないかと思います。

たらればになりますが、1、2点は入っていた可能性が考えられます。

想像していたよりも、ボールが飛ばないことを実感しました。

・金属バットで誤魔化せないバッティング技術

少年野球などの軟式野球界隈ではレガシーなどのウレタン製のバットが流行っています。

その理由は打球が強くなり、遠くに飛ばすことができるからです。

はじめてレガシーの打球(フライ)を捕球したときの印象は打球が3〜6mくらい伸びてくる感覚でした。

打球の伸びにすごく驚いたことを今でもはっきり覚えています。

打球が遠くに飛ばせたりすることは、打者にとっては嬉しいことですが、高校球児になったとき、技術がある程度備わっていなければ、ボールを飛ばすことがまったく出来ないということになることも考えておかなくてはいけません。

これまで、キレダスバットの体験会でレガシーなどを使用することを制限していたりするチームもありました。

楽しく打つということに対して、指導する人はしっかり技術も伝えていかなければいけません。

大学野球や社会人野球など「木製バットを持つタイミング」になってバッティング技術の必要性を感じるタイミングが、高校入学時に訪れると考えても大げさではなさそうです。

3月YouTubeまとめ

高校生になり体力が出来上がりはじめる頃には、力をボールに伝えることができるフォームにしておくことが理想の基準なのかも知れません。

キレダスチャンネルでは、1人でも多くの選手に大切なフォームの基礎づくりの手助けになればと思い活動しています。

まだチェックされていない動画があれば是非ご視聴ください。