前回のブログでは回転軸の大切さを説明しました。

特に野手の送球にも回転軸が大切ということをお伝えしました。

今回は、自分の回転軸をチェックする方法と回転軸をきれいな縦回転にする練習方法をご紹介したいと思います。

ぜひ最後までお読みください!

 

きれいな縦回転のボールを投げるためのポイントをおさらい!

きれいな縦回転のボールを投げるためのポイントは4つ。

①ボールの握り方

②指のかかり方

③リリース時の手首

④体の開き

前回のブログでポイントを詳しく説明しているのでぜひ合わせてお読みください↓

投手だけではない!?野手の送球改善、ポイントは【回転軸】!?

では実際に4つのポイントの確認方法と練習方法をご紹介していきます!

①ボールの握り方の確認

ボールの正しい握り方はこちらのブログで確認してください↓

【少年野球必見】キャッチボールが劇的に変わるボールの握り「親指が重要」です

ボールを正しく握ることができていない選手が非常に多いです。

それは大人の選手も同様です。

手の小さい子どもたちは特に正しい握り方でボールを持つことは始めは難しいのですが、正しい握り方を伝える、できるようになるまで教えることで自然と正しい握り方でボールを握る癖がついてきます。

握り方を直した直後に握りづらい、投げづらい等の理由でまた前の自分が握りやすい握り方に直してしまう選手も多いのですが、そこを我慢して自然に握って投げられるようになるまで時間がかかってもいいので正しい握り方をしてみてください。

ボールの握り方を直すことは誰でもすぐに簡単にできます。

つまり、これが一番簡単に回転軸の改善が期待できる方法と言えます。

正しいボールの握り方のポイントは人差し指と中指でしっかりボールの中心に力を加えられるように持つことです。

キレダスはボールの真ん中にシャフトがあるのでボールの中心をイメージしやすいです。

 

シャフトを意識することでボールに持ち替えたときも自然とボールの中心の力を加えるように握ることができます。

握り替えの練習方法

野手はボールを捕球したら素早くボールを握り替えなければなりません。

この握り替えが素早く、正しく行えているかどうかが送球に非常に大きな影響を与えます。

今から紹介する練習方法はとても簡単なものですがまだボールの握り替えに慣れていないお子様や野球初心者の方にはとてもおすすめの練習です!

グローブの型をつけるときのようにグローブのポケットにボールを投げて、握り替えてまた投げることを繰り返します。

①正しい握りでボールを持ちグローブに向かって投げる

②グローブに入ったボールを手に持ち替える

③縫い目に指がかかるように正しく持ち替える(慣れてきたら速く)

④繰り返してボールの持ち替えに慣れる

 

最初はゆっくりでいいので正しくボールを握ることに集中して行ってください。

正しくボールを握ることに慣れてきたら次は正しく早く握り替える練習をしてみてください。

この練習をしておけば実際に送球をする時にも正しく早く握り替えができるようになります。

②指のかかり方の確認

ボールの握り方を確認したら次は指のかかり方を確認します。

写真のように立つか、座った状態で下から上にボールを投げ上げます。

この時にきれいにバックスピンしているかどうかを確認しましょう。

あまり手首や肘を曲げて、使いすぎないようにしてください。

人差し指と中指の指に均等に力がかかっていればきれいなバックスピンの回転になります。

どのようにボールをリリースすればきれいにバックスピンがかかるか色々試してみてください。

指にボールをかけるリリースの練習方法

立った状態、もしくは座った状態で回転を確認できたら、次は床に寝転がった状態で天井に向かってボールを投げます。

室内で練習する場合は周りに壊れるものがないことを確認し、床が傷つかないように下にクッションなどを引いて行ってください。

特に投げることにまだ慣れていないお子様や初心者の方にとってこの練習はなかなか難しく、頭の上や足の方の捕れない場所に投げてしまうこともあるので注意してください。

床に寝転がった状態でも良いのですが、ストレッチポールの上や丸めたクッションの上に寝転がって行えば胸郭を使う意識をすることもできます。

また、床に寝転がった状態だと頭より後ろに腕を引けないので肘から先を曲げてボールを押し出すリリースになってしまいます。

このように練習していると実際にボールを投げるときも肘から出る投げ方になってしまうので肘から出してしまわないように注意が必要です。

肘は肩の高さに合わせて行いましょう。

まずはしっかり顔の前に戻ってくるようにコントロールすることが難しいと思います。

慣れてきたら天井にギリギリぶつからないところなど、高さを決めてそこを狙う練習をするとさらにコントロールの練習にもなるのでぜひお試しください。

③リリース時の手首の確認

リリース時に手首を使ってしまうと回転軸が悪くなる原因になります。

また、手首を使ってしまうと怪我につながったり、回転数が少なくなったり、球速も上がりません。

キレダスは手首を使ってしまうと真っすぐ飛ばないので、キレダスを投げれば手首を使ってしまっているかどうかチェックすることができます。

手首を使わない投げ方の練習方法

キレダスを遠くに投げられるようになることで手首を使わない投げ方に矯正することができます。

キレダスの羽を後ろに向けたまま投げられるようになると、手首が立った状態でリリースすることができるようになります。

④体の開きの確認方法

体の開きもキレダスを使用して確認することができます。

体の開きが早いとキレダスを遠くに投げることができません。

理由としては、体が開くことで腕が遠回りして力が伝わらない投げ方になってしまっていることが挙げられます。

体の開きについてキレダススタッフが解説している動画はこちら↓

体の開きを抑える練習方法

体の開きを抑える練習法を紹介している動画はこちら↓

こちらの動画の中でも紹介しているのですがキレダスアスリートタイプを投げられるようになることでより体の開きを抑えられる投げ方になります。

ぜひお試しください!

キャッチボールの大切さ

回転軸を良くするために4つの練習方法をお伝えしましたが、その4つに加えてもう一つ大事な練習があります。

それはキャッチボールです。

野球の練習をするときほとんどの人が毎回キャッチボールをすると思います。

例えば、練習のとき毎回30球キャッチボールをするとします。

キャッチボールをただの肩慣らしと思って行う選手はいくらやってもただ肩が温まるだけです。

一方、キャッチボールで毎球投球・送球が上手くなろうと意識をして行っている人は一球一球が練習になります。

キャッチボールは毎回行うことなので毎回30球分の差がついてしまいます。

100回練習があったとしたら、3000球分の差が付きます。

全く考えていない人と毎球考えていない人であれば考えている人のほうがうまくなりそうですよね?

こちらの動画で元中日ドラゴンズエースの吉見一起さんもキャッチボールはただの肩慣らしではいけないということをお話してくださっています↓

バッティングやノックなどの練習と一緒でキャッチボールも一つの練習という意識を持っておきましょう。

常に回転軸のことを意識して考えて投げるようになることで理想の回転軸に近づけることができると思います。

キャッチボールの最初、近い距離の時に自分のボールの回転を確認していますか?

近い距離で遅いボールを投げるので、自分の投げているボールの回転も見えると思います。

しっかり人差し指と中指にかかっているかどうかも確認してください。

この時に縦回転していなければ距離が離れていったときにも縦回転になっていない可能性が高いです。

日頃から良い回転で投げようという意識が大切になります。

最後に…

今回はボールの回転の確認方法と良い回転のボールを投げるための練習方法をお伝えしました。

テクニカルピッチやラプソードを使用すれば回転軸はわかりやすく数値やデータとして見ることができますが、なかなか野手の方でこのような機械を使用して計測する方はいないと思います。

今回紹介したものは自分で今すぐにでも簡単に確認することができる方法なのでぜひ試してみてください!

NOBILで練習はここから↑