5月も終わり、折り返しの6月に入ります🗓

皆様の野球ライフはいかがでしょうか?

選手たちは目標としていることを順調に達成されているでしょうか?

6月に入ると高校球児たちはラストサマーに向けてピリピリした時期になりますね。

同時に保護者の方もの高校最後の夏の大会になります。

小・中学生のときに比べると、力の入り方が違う方は多いのではないでしょうか。

高校野球は楽しいことばかりでは無いかも知れませんが、選手には悔いのないように最後まで部活動の野球に向き合ってほしいと思います。

今月末には「夏の甲子園大会」の沖縄県予選がはじまります。

高校野球の甲子園大会は昔から全国放送でテレビ中継もあり、多くの野球少年が憧れを抱いています。

今回の記事は高校野球で活躍するために、小・中学生時代に「準備しておくべきこと」について記事にしています。

高校野球を楽しむために、最高の準備をするキッカケとなる内容です(^^)

最後に6月のYouTube配信した動画の紹介もしています。

是非最後までご覧ください。

*「球速」に関する小・中学生の選手、保護者向けのアンケートがあります。
最後まで読まれた方は是非ご回答ください。

・小学生の平均球速

ボールの球速数値は「投手」、「野手」関係なく技量をはかる上でも分かりやすい指標となります。

まずは私のテクニカルピッチの測定データを共有させてもらいます。

小学生に絞ったデータ約100名分の上位20名になります。

データを見てほとんどの人は自然と”球速”が気になったのではないでしょうか?

極端な考えにはなりますが、球速が単純に速いだけで、投球や送球に自信が持てるものです。

小学生でも力強いボールを投げている投手は

平均球速が90km/h100km/hを超えています。

少年野球で100km/h前後のスピードボールを投げることが出来る選手がいれば、とりあえずエース候補に可能性は高くなります。

プロ野球のジュニアチームに選抜されるレベルの選手は

110km/h120km/hオーバーする選手もいますが稀です。

https://www.youtube.com/watch?v=EbQxtuNOK3k
過去のオリックス・バファローズのジュニアチームの練習動画になります。

今は中学3年生になっている選手たちですね!

個人差もありますが
5、6年生のみで確認すると70km台を計測した人数が一番多く約60名ほどでした。

平均球速は70〜80km/hくらいになりチーム力が違ったりしても、そこまで大きな乖離はないと思われます⚾

球速の最低目標ラインとしては、小学生の期間にMAX80km/h台にはしておきたところだと思います。

〜追記〜

野球メーカーSSK社のテクニカルピッチを使用しての測定データになります。

ちなみに、テクニカルピッチの球速数値は中央値になるので、初速ではありません!

初速だと、表記から+5km/hくらいにしてもOKの範囲内だと思います。

テクニカルピッチは約30,000円くらいですが測定の精度としては充分だと言えます。

実際に1度、ラプソードという高額な球速などを測定ですく機器を同時に使用してみとことがありますが

大きな差はありませんでした。

・小学生の目標球速はMAX125km/h

高校生で130km/hは普通にエースを狙える球速です。

こちらは個人的にデータを持っている量は少ないですが、平均球速は約115km/hくらいになるそうです。

小学生で凄いと言われるレベルの球速ですね。

そこを基準にMAX125km/hという球速の目標は高く感じるでしょうか?

もちろん小学生で投げることは不可能に近い球速になりますが、高校生になった頃に達成する目標としてはいかがでしょうか?

投手でも野手でも野球選手としてMAX125km/h最低でも投げることが出来るレベルにしておきたくはないでしょうか?

平均以上の選手を目指している選手の目標設定としては
高くもなく、低くもない妥当なラインだなと思います。

仮に中学1年時にMAX95km/hでスタートすると

単純計算にはなりますが、1年に10km/hスピードアップすることがコンスタントにできると、高校1年時にはMAX125km/hが達成される予定です。

高校生活は3年間ですが、野球部の活動できる期間としては約2年半もありません。

理想としては、高校1年生で達成することができれば良いですが

遅くても高校2年生になった頃には達成して自信をつけておきたいですね。

当然の話になりますが投手、野手関係なく、高校生で130km/h、140km/hとよりレベルの高い速いボールを投げられることに越したことはありません。

小・中学生で球速を上げたいと考える選手は比較的多い印象ですが、まだ体力や筋力が少ないので、球速アップは現実的に難しいと考えられます。

しかし諦めさせるのではなく、同世代の平均球速や最高球速などの情報を伝えた上で

未来を見据えて、いつまでにどのくらいの球速を目指すのかを一緒に考えてあげてください。

目標が達成できるように、まずは期限などを具体的に設定してみることが第一歩となります。

・大きな壁 130km/hの世界

MAX125km/hの球速を投げることが出来ると

MAX130km/hの世界が現実として見えてきます!

あまりにも投球の体力がなければ話は違ってきますが、MAX130km/hになると常時120km/h台の球速になります。

すでに中学生で出すことができる選手になると、有名高のスカウトからもリストアップしてくる可能性も高くなります。

注目度が上がり、周囲からの見られ方も変わり進路の選択肢も広がります。

そして、選手の野球観も大きく変わりはじめる可能性が出てきます。

高校生で130km/hのストレートを投げることができる選手になれば、投げる力は確実に”やや上位”の位置に入ってきます。

・普通レベルの高校ならエースが狙えるレベル

・チームメイトとから”強肩”と言われる

・野手でも投手を任せたくなる

・肩(送球)に自信が持てる

など

チーム内では能力的に一目を置かれる選手になり、より積極的にレベルアップする傾向が見られます。

ポストゴールデンエイジの期間の準備

高校で125km/hを確実にクリアするためには、小学生から中学生にかけて「伝達効率のよい投球・送球フォーム」をある程度習得しておくことが必要になります。

小学6年生〜中学3年生にかけて4年間あります。

この期間はゴールデンエイジ〜ポストゴールデン時期になります。

日に換算すると、1,460日ありますがこの長いようで短い期間どのように過ごすのかで、結果は大きく変わってきます。

伝達効率がスムーズなフォームを習得しておくことにより、「体力」「筋力」が成長して出力が大きくなると、大幅な球速のアップを期待することができます。

メジャーリーグや日本のプロ野球界の平均球速は年々上昇していてます⇈

ここ10年で約5km/hもアップしています!

多くのトッププレイヤーが偉大な成績を残してくれたお影もあり、動作解析やトレーニング理論などが確立されてきました。

特に球速アップさせるためのフィジカルトレーニングの確立は凄いです。

その結果がグラフの数字に現れていると思います↑

基本的にプロレベルの球速になるためには、伝達効率のよいフォーム+強靭なフィジカルが必要となります。

小・中学生の期間にフィジカルをアップを重視した取り組みは難しいものです。

しかし、伝達効率のよいフォームをマスターするために練習に取り組むことは可能です。

・中学軟式の全国レベルはMAX140km/hオーバー

私も最近知ったのですが、”中学軟式野球”の全国大会に出てくるレベルの投手になると、MAX140km/hオーバーを計測することが今の時代では珍しくないようです!!

高校野球では150km/hオーバーの投手が出てきても一昔前ほど驚きを感じなくなりました。

そんな時代ですが多くの選手がMAX140km/hオーバーのストレートを投げることはできません。

130km/hを計測することすら難しい選手が多いと思いますが、皆さんのチームの球速レベルはいかがでしょうか?

また高校野球を経験した保護者の方も当時を振り返ってみてほしいです?

チーム内で何人の選手(投手、野手すべて)がMAX125km/hのストレートを投げることが出来ていたでしょうか?

・まとめ

個人差は出てきますが、約4年(1460日)をかけてMAX125km/hを達成していくために、少年野球の頃から未来をイメージして準備しておくことで結果は大きく変わってきます。

人並み以上にボールの球速を出せたり、遠くに強く投げることができると、自信にも繋がりキャッチボールが楽しくなります。

速いボールは誰でも投げたいものですが、全員が投げることが出来るわけではありません!

平均以上の球速を目指す選手のなかでも、準備して努力した選手だけが叶えることが出来ます。

これを機に小・中学生の間に取り組んでおくべきことを整理して実践してみてください。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

「球速に関するアンケート」
回答者様には希望があれば全員の回答を共有させていただきます!

*こちらのアンケートは「球速」に関する小・中学生の選手、保護者向けのアンケートになります!

回答がコチラ↓
https://forms.gle/hko1xxvTfaqwXd7E6

YouTubeまとめ

本題に入る前に5月に公開したYouTubeのまとめ記事になります。