小・中学生にとって「ストライクを取る力」は野球を楽しむための大きな要素になります!
野球でピッチャーをしている子どもたち、これからピッチャーにチャレンジしたいと思っている子どもたちに、ぜひ知っておいてほしいこと、というか改めて確認してほしいことを記事にしました。
それは――
コントロールは大切!
「ストライクを取る力」は、才能よりもずっと大切な武器になる!
ということです。
ピッチャーは「速球」や「キレのある変化球」で勝負するイメージが強いですが、どんなレベルでもまず求められるのは、ストライクをしっかり取れることです。
✅ コントロールを安定させるにはどうすればいい?
✅ キャッチボールでも意識できることは?
✅ 自分のストライク率をどうチェックする?
今回は、そんな「小・中学生のストライク率をアップ」させることについて、保護者の方や選手本人にわかりやすくまとめました!
これからピッチャーを続けていくために、そしてもっと上のレベルを目指すために、今日からできるポイントを一緒に見ていきましょう⚾️
野手の方にもためになる内容になるので是非最後まで読んでください。
1.ストライクを取ることの重要性
ピッチャーにとって、「ストライクを安定して取ること」は最も大切な仕事になります。
どれだけ速く、鋭いキレのあるボールを投げられても、ストライクゾーンに入らなければ試合では使えません。
一方、ストライクをしっかり取れる投手がいると、チーム全体が安定します。

ストライクが先行すると…
✅ カウントが有利になり、バッターを追い込める
✅ 三振を狙える場面が増える
✅ 守備時間が短くなり、野手が集中力を保ちやすくなる
特に内野手や外野手にとっては、「テンポよくストライクを取ってくれる投手」がいるだけで、
守備でのリズムやモチベーションが大きく変わってきます。
逆に、ボール先行のピッチングが続くと、守備の時間が長くなり、エラーやミスも増えがちに…。
つまり、ピッチャーの「ストライク率」は、試合の流れや守備の安定にも直結する非常に重要な要素なんです。
小・中学生のうちに「ストライクを安定して取れる力」を身につけることが、ピッチャーとしても、チームの信頼を得る選手としても、成長への大きな一歩になります!
野手目線を入れて選手に伝えることで、「チーム全体に影響を与える投手の役割」という広い視点が伝わります。
2.「狙って投げる」意識がコントロールを変える
小・中学生の投手が成長していく上で大切なのは、ただストライクゾーンに入れるだけではなく、
「どこにボールを通すか」をしっかりと意識して投げることです。

たとえば…
✅ 「真ん中をしっかり通す」
✅ 「外角にボール半個分ずらす」
✅ 「高め・低めを使い分ける」
こうした“狙い”を持って投げることで、自然とコントロールの精度も高まり、
試合で安定したピッチングができるようになります。
最初はストライクゾーンのど真ん中に正確に投げられるようになることが基本。
この「ど真ん中を外さない力」が、将来の細かいコントロールの土台になります。
また、ボールの軌道をイメージしながら投げることで、体の使い方やリリースポイントも整いやすくなります。
イメージが持てる選手ほど、狙った場所にしっかり投げられるようになります。
野手の送球にも共通する「狙いの意識」
実はこの「どこに投げるか」という意識は、野手の送球でもとても重要です。

✅ 内野手なら「一塁手の胸を狙う」
✅ 外野手なら「中継にドンピシャで送る」
✅ 捕手なら「セカンドベースの前に落とす送球」など
野手もただ投げるのではなく、「どこに通すか」を強く意識しています。
だからこそ、投手も試合で使える「狙い」のあるボールを磨く必要があるのです。
ピッチングも送球も、「どこにどう通すか」をイメージして練習することが、
試合での成功率をぐんと高めてくれます!
3.コントロールはキャッチボールの基本
ストライク率は特別なトレーニングより、日常のキャッチボールで磨くことができます。

相手の胸を狙う、しっかりステップして投げる、ボールを雑に扱わないこと。
この基本を意識するだけで、ピッチング時の安定感も大きく変わってきます。
キャッチボールはただのウォーミングアップではないとよく言われますが、ピッチャーに限らず野手にとっても最高の“コントロールの練習できる機会”です。
4.公立中学野球部の130kmオーバーのデータ
ピッチャーとしての最初の一歩は、「ストライクを安定して取ること」。
そのためには、普段のキャッチボールの精度を高め、狙った場所に投げる意識を持ち、結果をチェックして振り返ることが大切です。
4月は小・中学生を対象にストライクゾーンをホームベース前に設置してストライク率を調べました!
選手たちは楽しくストライクゾーンを意識してピッチング練習をしてくれていました⚾️
6球を1セットにしてゾーンの大きさを変更したりして投げていただきました。
動画のものは一番広いゾーンで外ボール2個分の広さを取っています!
パーフェクトは2回しかお目にかかれませんでしたが、スタッフも楽しく検証させていただきました。
小・中学生のうちからこの習慣をつけておくことで、高校・大学と上のステージでも通用する投手に育っていきます。
132km/hを投げた中学生のぼーるは凄かったのですが、見事パーフェクトを達成しましたが、球速を測定しながら投げたボールは明らかなボール球でした。
本人もボールだったろ意味ないと測定直後に言っていました!
逆に基本の認識が甘い選手や気づけない選手の成長はなかなか難しいものがあります。
まずは、近々の練習からブログでお伝えしたことを参考にしていただき出来ることを始めてみてください!