選抜を優勝した横浜高校


惜しくも準優勝の智辯和歌山高校

 
おめでとうございます🥇🥈


ベスト4になった埼玉県の浦和実業以外は評判通りの結果になったのではないでしょうか?!


優勝した横浜高校は負けられないプレッシャーが大きくかかるなか、見事に実力を発揮して優勝しました。


投手力、打力とも間違いなく大会ナンバー1と思わせてくれるチーム力でした。

昨年の選抜大会から金属バットの規格が変わり、本塁打は僅か2本となり、「守りの野球」が最重視されました。

今大会は6本と少し増えました。

長打力に大きな変化はまだ見られませんでしたが、全体的に打力の技術レベルは向上していると感じました。

大味な試合は減っていますが、新しい形の高校野球がはじまりそうな予感を感じ る大会でもありました。

そのあたりは今回は詳しくブログに記したいと思います。

1.【MAX連発】センバツでの最速スピードは153km/h→154km/h

投手の最速スピードの更新ラッシュでしょうか!?

健大高崎の石垣投手のスピードは特に凄かったです!

敦賀気比戦
>MAX152km/h 
>Av151.5km/h

花巻東戦
>MAX155km/h
>Av153.1km/h 

横浜戦
>MAX154km/h
>Av 150.1km/h

4シームの平均球速が150km/hオーバーです!!

これまで実際に観てきた中で、(阪神→S.マリナーズ)藤浪投手のMAX153km/hですが平均球速はそこまで出ていなかったと思います。

横浜高校の2年生・織田投手

山梨学院の2年生・菰田投手

2年生ながら、この2投手はMAX152km/hを計測していました。

今大会で少なくとも投手30名以上は140km/hオーバーを計測していました。

打者を圧倒するスピードの平均球速は間違いなく上がります。

高校生が140km/hを投げることはもう珍しくなくなってきています。

当然ですが、バッターも対応しようとするので、球速の対応レベルは上がってきます。

これは打撃レベルが上がる良い傾向ですね!

実際にただ速いだけでは、けっこう簡単に打たれてしまいます。

スピードだけでは無いということは忘れてはいけませんね。

2.MAX130km/hはなかなか超えない左の変則

速球をバンバン投げるピッチャーとは逆に、130キロすらなかなか超えないのに抑えた投手が埼玉の浦和実業の石戸投手でした。

変則フォームが大きな話題となりましたが、話題で終わらずにあれよあれよとベスト4まで駒を進めました。

智辯和歌山打線には打たれてしまいましたが、見事な投球でした。

球速を出すことも相応の努力が必要ですが、球速を出さずに抑えることも同じように相応の努力が必要になります。

石戸投手のマネも簡単ではありません。

球速は数値化されて目標にしやすいですが、石戸投手のようなタイプを目標にして頑張ることも選択肢としては有りです。

*画像*

あと少し継投の話をすると、横浜高校は全ての試合で継投で優勝しています。

これは大会初の記録になっています。

球数制限のこともあり、勝ち上がっていくためには、Wエースは必用不可欠になりつつあります。

この浦和実業や健大高崎にもう一人投手がいれば、結果は大きく変わったはずです。

健大高崎は昨年度の選抜優勝投手になった同僚の佐藤龍月投手がいます。

惜しくもトミージョン手術を受けた影響で投げる機会はありませんでしたが万全であれば、大会の連続優勝を狙える可能性は充分にありました。

両チームが万全だったときの戦いもどうなるか観てみたかったなと思いました。

3.ズバ抜けていた横浜高校の打撃スキル

昨年の選抜大会から飛ばないバットになり、「守る野球」「守備重視」の高校野球が再定義されたと思っています。

「得点」の期待は低くなるからまずは徹底して守る。ということで前年度の選抜の記事で社会人野球のような高校野球になったと私も書きました。

しかし最後には得点したチームが勝ちます。

当然ですが打撃力も必要になります。

当然ですが打撃力も必要になります。

優勝した横浜高校は打撃レベルが頭一つ抜けていました。

個人的には1番の奥村凌大選手の打撃スキルには注目していました。

彼の打席をすべて見るのが楽しみな選手でした。

そしてまだまだ伸びてくれる選手で夏が楽しみです。

恐らく上位打線は大学レベルでも通用するスキルは持っています。

それくらい素晴らしくワクワクする打線でした。

4.【新企画】飛ばないバット2年目の影響

飛ばない新企画のバットが2年目となりました。

冒頭でもお伝えした通り、全体的に打撃レベルが上がったように感じます。

それは外野の守備位置にも極端な取り方が少なくなったことからも伺えました。

一つは各チーム、対策したことによって慣れたことは確かだと思います。

また今年も木製バットで打席に立つ選手もいたように、やはりこれまでの金属バットよりしっかりスイングしないとボールが飛ばないので、スイングの精度が上がったのは間違いないと思います。

スイングの精度とはしっかりバットに力を伝えることができているかということが重要になります。

伝達効率が低いとバットのスイングが弱くなるので、少し芯を外れてしまえば、ボールを力強く打つことが難しくなります。

スイングが力強く、打球のスピードが上がると、空振りやファールになっても、投手はじめ守っている選手にはプレッシャーがジワジワ掛かってきます。

横浜高校と対戦したチーム、選手たちは横浜打線に「プレッシャー」を感じたのではないかと思います。

横浜高校の打撃レベルは高いですが、プロ野球やメジャーレベルではありません。

多くの中学生、高校生が真似をしていくべきスキルがたくさんあります。

YouTubeなどの動画で是非いろいろ研究してみてください。

5.YOUTUBEまとめ

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