今回は巨人のレジェンド・坂本勇人選手のバッティングフォームのレポートをさせていただきます👀

シーズンにより成績の前後はありますが、試合に出て活躍をし続けているスター選手!

バッティングの特徴をまとめると、広角に打てて、長打も打てることですね。

長打も期待できると、三振も多くない理想の打者なので憧れる少年野球の選手が多いのも頷けます。

守備力が重視されるにも関わらず、内野手ですがこの打撃力は過去のプロ野球選手を含んでも間違いなくトップクラスです。

一流プロ野球選手のフォームの多くを真似をすることは推奨できませんが

参考にできそうなフォームの動きや発見や、知識の学びが打撃のレベルアップに少しでも役立てていただければ幸いです。

構えた時〇〇と〇〇〇には力を入れていない


年々スタンスも広くなり、目線を下げてどっしりとした感じの構えになっています。


ノーステップ気味にして打っているシーンも数打席ですが見ることもありましたね。

足を高く上げてタイミングを取るフォームが印象的ですが、左足の動きはじめは”すり足”のような感じで早めに動き出してタイミングをとりはじめています。

動き出しが早くしているのは、投手との距離感の取り方や立ち遅れがないようにしていると思われます。

✅️ タイミングに立ち遅れる傾向がある選手は小・中学生も多いのでチェックしてみてください!

動画などでは、細かいところに気づきにくいところがたくさんありますが、重要です。

自身の打撃について語った書籍「坂本勇人のバッティングバイブル」では、

構えの時に意識しているのは、”両手の親指と人さし指に力を入れないようにしている”と言われていました。

どの指をどんな力加減でグリップしてているのか、はスイングに大きく影響してきます。

文章からすると、薬指や小指はしっかり握っているとも受け取れます。

握る力加減などに注意しながらていろいろな試してみたいところですね。

スイング軌道の”イメージ”と”現実”のギャップ

ステップしながらトップが出てきますが、バットが頭のうしろ近くに倒れているのが大きな特徴で、かなり深いと言えるトップの状態をつくっています。

プロ野球選手の中でもこの角度のトップは少ないと思います。

このときにまだ体が開かずに投手方向に向かっていくのでパワーもしっかり溜まっていると言えます

体とバットの距離が離れないようにキープして、インパクト直前まで軸足にまだ体重が残っていることがほとんどです。

回転しながらも右足の内側に体重を乗せて力が抜けないようにスイングしているように見えます。

インパクトのときには左足に体重が乗っていますが、体重移動と回転で溜めたパワーをギリギリまで溜めてから、インパクト時に効率よく力を伝えています。

変化球を左手1本で拾ってヒットするシーンを想像できる方も多いと思いますが、下半身の右足側でしっかり待つことができているから、右膝の押し込みをうまく使うことができます。


ご本人もYouTubeなどで、かなりインサイド・アウトを意識してボールをインパクトしていると言われています。

インサイドアウトの振り出しをかなり意識していることが伝わってきますが、気軽に真似をするとバットが出てこない、ヘッドが下がる過ぎてしまうフォームになりがちなので真似をするときは注意が必要です。

坂本選手が実際に意識していることは、「手を右足に向かって下ろして、45度くらいの角度でボールの軌道に入れていく」イメージのようです。

実際のフォームを観察したイメージに選手本人の言葉を合わせるとまた違ったイメージになるのが面白いとことですね。

左ワキを上に抜き上げるフォームになった理由

坂本選手はコースや球種などをどこでどう打つかをイメージして自然とフォームが造っていくようです。

形から入るのではなく、あくまでも実際の試合での打席で投手を想定して球種やコースをイメージしていると思います。

多くの選手は、形から入るパターンだと思います。

坂本選手も最初から「左のワキを空けて打とう」と思っていなかっちょうで

「イメージ」があった結果、体が動いて自然と「右ワキを締めながら左ヒジ上に抜く」フォームで振れるようになったという典型的な例のようです。

よく「高めは前のワキを締めないと打てない」と言われていますが、決してそんなことはないというのが坂本選手の考えになることは、イメージからフォームを導いているから納得できるとことです。

合う合わないは必ずあるので「ワキを締めて叩く」という打ち方が合っている人もいるとは思いますが、イメージが合っているのかは素振りなどで確認してみてください。

インサイド・アウトの軌道イメージも上から下へイメージする人もいれば、坂本選手のようなイメージをする人もいるはずです。

イメージ良くスイング出来るかは大きなレベルアップポイントになるので、いろいろなパターンを素振りやティーで試してみることをオススメします。

元日本ハムの森本稀哲さんのYouTubeチャンネルで坂本選手の打撃フォームを試しているので是非チェックしてみてください。

✅️ よく観察してみると、インコースを打つ時の坂本選手の左ヒジは確かに体から離れたときにインパクトを迎えますが、振り切ったときには体にまた近づいてきます。


この坂本選手の左ヒジの使い方は「賛否両論」ありますが僕はどちらでも良い派でアマチュアは好きなフォームで打てばいいと思います。

結果は時代が変わっても自己責任ですから。

10月YouTubeチェンネルまとめ

坂本選手の打撃フォームについてですが、実際により詳しく知りたいと思う方は書籍の購入をおすすめします。


ジャイアンツの練習や試合などに足を運んで、どんな練習をしているのか、実際に自分の目で観察することをオススメします。

YouTubeで確かに手軽に動画を見ることができますが、実際に目にして感じることは同じではありません。

打球の音はもちろん、フォームのイメージがガラリと変わる可能性もあります。

今回の記事が少しでも打撃のレベルアップになれば幸いです。