ドジャースの大谷翔平選手がバッティング練習時に使用しているこれ↓

ご存知でしょうか?

このバットにグリップエンドに付いているものは「ブラスト」と言われる”スイングデータを計測する機器”です。

ブラスト装着してバットを振ると

「スイングスピード」
「アッパースイング度」
「体とバットの角度」
「オンプレーンの効率」
「打球スピード」
「打球角度」

などの項目を専用のアプリで”数値化”されたデータをチェックすることができます。

ブラストは日本では「ミズノ社」から販売されて価格は2万円くらいになります。

これだけの数値を手軽に見ることができるのでリーズナブル金額だと思います。

大谷選手はエンジェルス在籍時からこの「ブラスト」を使用してバッティング練習をしています。

WBCの日本代表のバッティング練習でもつけていました。

使用頻度の高さからも、スイングのデータを大切にしていることが伺えます。

大谷翔平選手のスイングプレーン

「バットの角度」や「オンプレーンの効率」が実際にどうなっているのか重要視しているからです。

2023年シーズンの大谷選手のスイング軌道はアッパースイング気味と言われていますが

本人がどのような感覚でスイングしているのかは誰にも分かりません。

一般的な認識でよく表現されることは、

バットの角度でよく使われる表現は「アッパースイング」「レベルスイング」「ダウンスイング」の3パターンだと思われます。

「オンプレーンの効率」はまだ聞き慣れない人も多いと思われます。

イメージでよく言われる表現は、ボールを点ではなく線で捉えているのか?!

物理的には考えられないことですが、バットにボールを乗せる、運んで打つといったところでしょうか。

もう少し具体的に言うと、投球されたボールを線で捉えている割合(バットがスイングプレーンに乗っている割合)になります。

投球されたボールの軌道と打者のスイング軌道が合っていれば、ヒットやホームランになる可能性を高まるということです。

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バットが理想的な軌道や角度から外れてスイングする(Off Plane)とボールを正確に打つことが難しくなります。

これらの表現は、野球のバッティングにおいてバットの動きを解説したり、指導したりする際に使われます。

バットが理想的なプレーンに沿って振られることで、より良い結果を生み出すことが期待されます。

野球のバットをスイングする動作において、「スイングプレーン(Swing Plane)」は、バットが振られる理想的な平面の軌道や角度を指す用語です。

バットが正確なスイングプレーンに沿って振ることができると、ボールを正確に打つための効果的な”スイング軌道”が形成されます。

投手が投げたボールに対して、バットスイングが理想的な軌道や角度を保ちながら振ることができると、ボールをより正確に打つことができます。(Swing on Plane)

キレダスプレーンはスイングや打撃を行う際に、理想的な軌道や角度が確立して、ボールを正確に打つための基礎となるスイング感覚を習得していくための野球ギアになります。

知識を活かして、より効率よく使用していただけるようにコンテンツ作成しております。

ぜひ最後までご覧ください。

・スイングプレーンが優先スキル

バットスイングは「スイングプレーンが正確」で、「力強く」「再現性」が高ければ、ヒットやホームランを打つ確率を上げることができます。

バットを力強くスイングするためには、基礎体力や筋力があるにこしたことはありません。
しかし、体がま未完成の小・中学生には積極的に取り組みにくいとことになります。

成長し、体が大きくなり筋力も付いてくると、スイングスピードもアップしやすくなります。


スイングの正確性や再現性を高める感覚は、基礎体力やパワーがない段階でも培っていくことができます。

 

まずは軌道をイメージ通りにバットをスイングすることができるのか?!

いくらスイングスピードがあっても正確性に欠けるとボールを捉えられる確率は下がってしまいます。

 

正しいスイングは「正確性」と「再現性」と「パワー」のバランスが大きく崩れません。

 

・バッティングの練習フェーズ

バッティングをレベルアップさせるための練習パターンは様々です。

パターンは様々ですが、カテゴリー分けしてみると

①素振り
②ペッパー、ティーバッティング
③バッティング練習
④ゲームバッティング

大きく4つの段階に分けることができます。

①,②の練習では理想のバッティングフォームを固めることに集中して取り組むことができます

③,④になると、実践形式に近くなります

バッティングピッチャーは打者を打ち取ろうとしないので

P86_87 ・素振りの目的と方法

<狙い>素振りがなぜいいのかを知る

◯好きなだけ反復できる

実践編となる3章では、実際に選手がやるドリルを紹介していきます

そこで最初んバッティング練習の大きな要素である素振りについて、少し丁寧にやっておこう

まず素振りはとてもいい練習だと知ってほしい

ボールを相手にするわけではなく

合わせる必要がないので、誰でもホームランを打つようなスイングができる

きれいなスイングができる

しかも自分ひとりでできる

相手がいらない

*素振りも含め必ずトップをつくることを意識しよう!

*ステップしながらも、前後に割れる(捻転)形、動作感覚をチェックしよう!

また素振りはもっとも再現性が高い練習方法だ

フリーバッティングでは、同じコースを反復することはできないが、素振りはそれが可能だ

身につくまで、好きなだけ振れる

私はプロで始動しているとき、素振りの目的と方法を記した11項目のペーパーを用意し、選手たちに渡していた

これを順に説明していこうと思う

1.下半身の安定感をつくる

ヒザの使い方、腰でバットを引っ張ってくる意識をもつ

腰の回転をステップ、軸足の回転、スイングと進む中でヒザの柔軟性と前のヒザのカベも確認する

2.低めのスイングを繰り返す

低めの下半身の使い方が身につきやすい

高め、低めとスイングして、内外両サイドのポイントも確認すること

P88_89 ・素振りの目的と方法

<狙い>素振りでミートでの爆発力を養う

◯脱力感が爆発力を生む

素振りの目的と方法の続きだ

3.目的的は無意識に、理想の形でスイングすることができるようになること

素振りは頭で理解したことを身体に覚えさせる作業でもある

ミートポイント1点に力を爆発させることを心がける

スイングの幅、そして音を確認する

良いスイングは

良い音が鳴る

構え

テイクバック

スイングの

「壱 弐 参」で振り、間合いをつくる

構えを省き、トップをいきなりつくる

「二ーサン」の間合いで振るクイックもやってみる

0でスタートし、10がインパクトだが、11,12まで振り切る意識で

4.楽なコース、スイングは最後の仕上げで振る

最後に気持ちよく終わる

最初からしなくていい

5.ミートの爆発力は力の抜けた脱力感が生む

構えて脱力しているから、インパクトに力を集約できる。

その感覚で、背中まで振る。

6.重たいバット、軽いバット、特殊バットを振る

重いバットを振ると、スイングに使う筋肉が刺激される

軽いバットは振り抜きがいいので、スイングスピードが養える

7.何も考えずに連続振りをする

これでバランスを覚えられる

身体の中心軸を意識し

重心の位置、両足、その内ももの内転筋を確認する

・打撃フォームのフェーズ

打撃フォームはいくつかの局面=フェーズ

に分けることができます。

しっかり分けておくことで、どのフェーズを意識しているのかを明確に認識して練習に取り組むことができます。

・プロから学ぶ!意識すること、考え方で人それぞれ

現役時代、私はフリーバッティングでは

来たボールだけをただ打っているだけだった

だがキャンプ中に山本浩二さんに聞いてみると

驚く答えが返ってきた

フリーバッティングが各10分

浩二さんは最初は逆方向へ

次はセンター中心に

次は広角にと意識付けをして打ち、

最後に全球を狙うのだと言った

報道が「柵越え◯本」と騒いでいたが

そんなもの狙っている時間、本数のほうが少なかったわけだ

それから私のフリーバッティングは変わった

ほかの練習も変わった

意識をどこに持つかで、同じことをたっても、まったく意味の異なる練習になった

組み合わせることで、※無限に方法はあるのだと知った

同じティーバッティングでも方向や距離、道具などを変えることで習熟できることは変わる

それを理解するのも上達の秘訣だ。

・インサイド・アウトのスイング軌道

・バットの握り方

バットを握る手はバッティングにおいてはとても重要

一般的には右打者なら右手小指の第二関節と左手人差し指の第二関節を合わせるのがいいとされる

これだと指側で握りすぎて違和感があれば、てのひら側で深く握っていてもいい

ただし、深い握りはヒジがヒジが張り腕の外側(親指側)の筋肉が働きやすくなります

アウトサイド・インのスイングになりがちなので、気をつけること

逆に指で握る選手は

うちになる小指側の筋肉が使え、小さなスイングができる

慣れるまで大変だが、利点はある

また力加減はバットを上から叩かれたら抜けてしまう程度でいい

力を込めるのは後

最初はゼロに近いくらいでいい

少年野球でも大谷選手がしていることを?!

これまで多くの選手は「感覚」でスイングを理解しようとしていました

また指導する人も「感覚」で多くの技術などを伝えようとしていました

否、するしかなかったのですが

ブラストなどのような測定機器が出てきことにより

「感覚」+「数値」でスイングを把握することができる時代になりました

数値データは、スイング感覚をより高めていくための、大きな手がかります。

試合でヒットやホームランをたくさん打つためには、自分のスイングや指導するときなどに「感覚+数字」で把握して理解したり伝えて共有する時代に進歩しました。

自分のスイングの数値を定点観測して把握していることが全て結果に繋がっている訳ではありまりませんが、プロ野球選手も驚いてしまう、あの衝撃のバッティングに役立っていることは間違いないでしょう。