「キレのあるボール」についてよく言われるのが

「伸びてくる」「勢いがある」「垂れない」

「スピードガン表示以上の球速を感じた」

このような感覚の表現が一般的なところになると思います。

キレのあるボールは予想以上にボールのスピードを感じるので、打者がボールの下を空振りしていることもあります。

これまでの話を聞くと何となく、球速がドンドン上がり、ボールが浮き上がってくるイメージになりそうですが実際はちがいます。

投げたボールの球速があがっていくこともなければ、ボールが浮き上がることも絶対にありません。

当然ですが、ボールはリリースされた後に最も速度が出ます。
ここがボールの「初速」と言われます。

ボールのスピードと角度は空気抵抗で徐々に落ちていき、低くなっていきます。
そして打者の手元くらいのところが「終速」と言われます。

この初速と終速の差が小さければ球速以上の「スピード、伸びの錯覚」を受け手や打者は感じます。

その球速差がないストレートには、必ずバックスピンの回転がボールにかかっています。
そうなることで、空気抵抗を受けてもそれを切り裂くようにボールが進んでいきます。
初速と終速の差が小さくすることができ「スピードの錯覚」を出すことができます。

同時にバックスピンをしっかりかけるとボールを「浮かせる」力も生み出します。
落ちる幅も最小限に少なり、これが「伸びの錯覚」を打者に感じさせることができます。

プロ野球中継では藤川球児(元阪神)のストレートを打者が空振りしたスロー映像を見ると、ボールの下をバットが通過していたり映像はまさに伸びの錯覚を打者が感じている証拠ですね。

藤川選手の書籍やYoutubeなどを見ると「キレのあるボール」についてより詳しく知ることができるのでオススメです!

実際にスピードは遅くなり、ボールは落ちていくのですが、ボールにキレがあると逆に速くなっていると感じたり、浮き上がってくるように見えてしまう。すなわち「錯覚」させることができるということです。

キレのあるボールとは!まとめ

・バックスピン回転
・回転数が高い
・初速と終速の差が小さい

基本的にある程度の球速を出すことができるピッチャーに対して言われる!
ということも忘れてはいけませんね…

初速130kmくらいは最低でも投げておきたいところでしょうか?!w

ちなみに、プロ野球中継で投手のスピード表示がされているは「初速」のスピードになります!
昭和のプロ野球中継ではスピード表示は「初速」と「終速」2つ表示されていることもあったそうです。

なぜ表示されなくなったのか分かりませんが、「終速」も中継のときに確認できると観る楽しみが増えそうですね。

実際にキレを出すことが絶対ではありませんが、キレのあるボールを投げることができると、指導者の方には評価されやすポイントだと思います。

まだ体が成長段階の選手たちがキレのあるボールを投げることは難しいことですが、リリースの時の手首の使い方は小さい頃から身につけていただきたいと思います。

このリリース時の一瞬の手首の使い方で「ボールの質」が驚くほど変わってきます。
手首から指先までが垂直に近いほどキレイなバックスピンがかかり初速と終速の差も縮まります。

体が大きくなるまで、しっかり身に着けておいて損はないと思います⚾